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『アハハハハハッ!!』
≪――――シュバッ!!≫
『えいっ!!』
≪ドスッ!!!!≫
アルケニーが加入し、5人で来た道を引き返すランスたち。
新宿に近付くに連れて敵の悪魔が弱くなってきているので、
遭遇している数が少ないのもあり、アルケニーが鎌のような腕で敵を切り裂き、
エンジェルナイトが剣を振るって、さっさと悪魔に止めを刺す。
そして、空が真っ暗になったとき、ようやく新宿へと到着した。
「やっと、着いたな……」
「ひぃ、ふぅ……つっかれたあぁ~~っ……」
「リア様、大丈夫ですかッ?」
「全く……調子に乗って魔法をガンガン使うからだ!」
「うぅ……ぐったりなの……」
直後、ふらっと倒れそうになってしまうリアを、マリスが支える。
魔法が使えることが余程楽しかったのか、ランスの言うよう、精神力を使い過ぎてしまったのだ。
リアの魔法のお陰で、こうも連戦できた事は周知の事実なのだが。
「まぁいい、エンジェルナイトは"この中"に入っておけ」
『本日の守護は終ったのですか? ではお疲れ様でした、ご主人様ッ!』
「うむ」
≪シュウウゥゥゥ~≫
「それでは、私も一足先にリア様と戻っております」
「良いだろう、行って来い」
「ありがとうございます、では」
「リア眠い、眠いよおおぉぉ~~っ」
≪ずるずるずる……≫
エンジェルナイトはアームターミナルに消え、
リアはマリスに支えられるようにして、新宿地下街に消えていった。
そして、残ったアルケニーにランスが視線を移す。
するとアルケニーは、ぼーーっと無人の地下街入り口を眺めていた。
『…………』
「……ん、どうした? アルケニー」
『えっ? あっ……やっぱりあたしも、"その中"に入るべきなのかなって』
「うむ……そうだな、お前が街に入ったら、愚民どもが五月蝿そうだしな」
『やっぱりそうだよね……で、でもさ……』
「????」
『あたしが"その中"に入って、次に出てくるなら……"その時"は合体される時になるん……だよね?』
「あぁ、ほぼそうなるだろうな」
『…………』(じ~~……)
どうやら、アルケニーは、何か未練があるようだ。
その為か、ランスから距離を置いて犬のように両肘両膝を付き、何やら哀願するような目で彼を見上げている。
(普段のアルケニーは両肘両膝を伸ばして移動する)
その表情に"ハッハァーン"と思ったランスは、ズバリ発言した!
「ほほぅ、アルケニーちゃん……」
『な、何っ?』
「お前、俺様とセックスがしたいんだろう?」
『え゛ッ……!?』
「何だ図星か! 真っ赤じゃねぇか、がははははは。」
ランスの言葉に、顔を真っ赤にさせるアルケニー。
実はその通りなのだが、自分の体の事が気になって言い出せなかったのだ。
ランスがいくら自分を仲魔にしてくれたとは言え、
抱いてくれるまで自分を労ってくれるとは考えても見なかった。
かといって、一人でオナニーも出来ない体なので、
どうにかランスに自分の気持ちを伝えようと目で哀願していたのである。
それに対し、良い意味で甲斐性無しであるランスは、
アルケニーが決して言えるはずもなかった一言をあっさりと言ってのけてしまった。
『たっ、確かにあたしは精気とか関係無しにランスに抱かれたいって思ってるよ……
でも……"こんな体"を抱いたって、たぶん気持ち良くなんか……』
「なにぃ? そんな事は無いぞ! 俺様は"魔王(元の世界のジルの事)"ともセックスした事があるのだ!
そんな偉大なる俺様が、お前を抱けん道理は微塵にも無い!!」
『う、嘘っ? "魔王"とっ!?』
「信じておらんのかッ? だったら、嘘か本当か教えてやろう!」
≪がしっ!!≫
『え!? ち、ちょっと放し……』
「あっちなら安全そうだな、レッツ青姦だ~~!!」
魔王とセックスしたと言う言葉に驚愕するアルケニー。
ランスが言った"魔王"とは力を失ったジルの事なのだが、"こっちの世界"の魔王も数多しといえど、
並の悪魔とは比べ物にならない程強い絶対的な種族なので、この反応は当たり前だ。
そんな驚くアルケニーを、ひょいっと小脇に抱えてしまったランスは、
彼女の反応を無視し、すたこらと路地の中へと消えていった。
……
…………
アルケニーの最大の特徴は四肢の鋭さ。
その赤い鎌のような爪先は……触れただけで肉を裂く。
それにより、ランスの体に触れさえする事もできない。
よってどうエッチするかを考えるために、とりあえずランスはアルケニーにフェラチオをさせる事にした。
『ふっ……ふぅぅっ……何コレェ、おっきすぎるよォ……』
「がはははは、魔王さえメロメロにしたモノだからな!」
『これじゃ……ぜ、全部、クチに入りきらないよ……ぷちゅっ』
「あへっ……それでも気持ち良いぞ、間違えてッ生気も吸うなよ?」
『う、うん……』
ランスは仁王立ちでハイパー兵器をそそり立たせる。
対して、アルケニーは膝をつき、腕は垂らし、ハイパー兵器をしゃぶる。
その一生懸命な少女の顔に、ランスは彼女の体のことなど忘れ、
アルケニーの髪を撫でながら気持ち良さを感じていた。
≪がぽっ、がぽっ、がぽっ、がぽっ≫
フェラチオの時間が進んでゆくと、アルケニーは、
入りきらないハイパー兵器をギリギリまで口に含み、口を前後に速く動かした。
一見方法は単純だが、これはこれでかなりの効果がある。
「ぐっ……ヤベェ、出るぞぉぉ!!」
『――――!?』
≪びゅっ……びゅびゅびゅっ!!≫
「(くそっ、早漏だ俺……少しはマシになったようだが……)」
『んんっ……ゴクッ、んくっ……』
「お? 飲んだのかッ」
『プハァッ……うん、あたしにッとっては……ハァハァ、男の精液も"力"を上げるのに使えるんだ……
それにしても、こんなに美味しい精液を飲んだのは……初めてな気がするよ……えへへへっ』
「がはははは、それは当たり前として、そのまま動くなよ? 今度はお前を気持ちよくさせてやるぞぉ~」
皇帝液をアルケニーの口腔内に吐き出したランスだったが、
アルケニーは全くむせる事なく全て飲み込み、淫らな表情でランスを見上げた。
その表情にそそられてしまったランスは、アルケニーの後ろに回りこみ、両脇から両手を伸ばした。
始めのターゲットは、とりあえずアルケニーの両胸である。
『あっ……』
「やっぱり、殆ど無いな……ぺっちゃんこだ」
『む、胸はやめてよ……触ってても面白くないよ?』
「でも、お前は気持ち良いんだろ?」
『ッ!? う、うん……乳首、が……弱くて……』
≪――――くりくりっ≫
「ほほぉ? それならここかぁ~?」
『あっ! そ、そこぉっ……』
「なかなか良い声を出すじゃないか、がははははは」
『ランスぅ……キスしてぇ……』
アルケニーはペチャパイを気にしているようだった。
だが、ランスは気にする事無くアルケニーの胸、乳首を愛撫する。
その時彼の優しさ(ランス自覚なし)をアルケニーは感じるが、
ランスは自分が早くもイカされて、少し悔しかった事からの愛撫だったりする。
さて置き。互いに顔を向けたアルケニーとランスはディープキッスをしヌチャヌチャと静かに音を響かせつつ、
暫くするとドサクサに紛れて、ランスはアルケニーの股間に手を伸ばした。
≪さわさわっ≫
「う~む、ここも何も生えてないな」
『恥ずかしいから……い、言わないでよ……でも、力があったときは、
生えてる生えてないはともかく、胸はちゃんとあったん、だからっ……』
「なに、只の感想だから この体で問題なんて何も無いぞ? いい加減、そんな事は気にするな」
『うぅ、あ、ありがとっ……』
「こらこら、泣かんでいい! ……じゃあ、そろそろ本番するからな」
『うん、ほ、欲しいよぉ~……』
ランスが秘部に手を伸ばした時、アルケニーの其処は既に濡れていたが……
胸に続き、股間にも成熟さが無い事から、彼女はそれも気にしているようだった。
勿論、ランスは気にする男ではないので労ってやるが、その気持ちが嬉しかったか、涙ぐむアルケニー。
力を持っていたときは姿も考え方も大人だったが、今の彼女は、精神的にも幼くなってきているようだ。
一方、ランスは、未だにどうアルケニーと本番をしようか考えていたりする。
「しかし、どうやるかな……(普通に四つん這いじゃあエルフと一緒だったしなぁ)」
『た、多分……後ろから抱えてくれれば、普通に出来ると思う……』
「おぉ、その手があったな! なら、まずは入れて~と……」
≪ずぶぶぶぶぶ~~……≫
『アッ……太ッ……』
「……よし、半分は入ったし、抱えちまうぞ?」
『お、お願い……』
「よっと!」
≪ひょいっ!≫
結果、ランスはハイパー兵器を入れると、アルケニーの太腿(ふともも)に手を添え、
ガバっとアルケニーの全体重を持ち上げてしまった!
案外軽いようで、簡単にアルケニーの体を抱えてしまうランス。
これにより、彼は立ち上がった状態であり、アルケニーの開かれた両足の、鋭い爪先が宙を揺らいでいる。
そんな中、ランスが少し、太腿に添える両手の、支える力を弱めると――――
≪ずぶぶぶぶっ!!≫
『ああああぁあん……っ!!』
≪――――ガリッ!!≫
ランスのハイパー兵器がアルケニーの膣に深くめり込まれ、
突然の快感に、アルケニーは自分の胸のあたりの皮膚を片腕の爪で裂いてしまった。
傷はたいして深くないようだが、基本的にランスは、
セックスで相手の処女膜を破る時や生理時以外に血を出させる事は無い。
また……四肢以外は思い切り痩せた女性である彼女の体に、この傷は痛々しいモノ以外何ものでもない。
ランスはハイパー兵器を少しだけアルケニーの体から出すと、耳元で言った。
「お、おい……自分の体を傷付けてどうすんだッ?」
『い……良いの、続けてよ……あたしは大丈夫、だからっ……』
「お前は良くても、俺様は気分悪いわ! どうにかならんのかッ?」
『(やっぱ優しいんだ……)それなら……ちょっと待って』
≪シュオオオォォォーーーーッ……≫
意外にも今のアルケニーには、この痛みも快感の一部のようだ。
……だが、前述のようにランスは気にするようで、アルケニーに指摘する。
すると、アルケニーは苦笑すると、口から糸のようなものを吐き出すと、
それは彼女の組まれた両手の前腕を、全て真っ白に包み込んでしまった。
その糸はなかなか硬いようで、鋭利な刃物など使わなければ切れそうに無い。
魔力も秘められているらしく少なくとも、アルケニーの鎌を多少動かした程度では切れないようだ。
よって……これは自分に手錠を掛けたような役割となったのである。
≪ヒュルルルルルーーーー……≫
「おぉ~~、こりゃ凄いな……」
『ふぅ、見ての通り糸よ……これで、傷つかないと思う……だからっ……』
「わかった! それじゃガンガン行くぞ~~」
≪ずぶぶぶぶぅっ!!≫
『ひあっ!?』
「がはははは、全部入ったぞぉ!」
『み、見えるよ……入ってるの、がぁっ……!?』
これで安心したランスは、今度は手の力を抜くとは逆に、
太腿を支える力をそのまま、腰を突き上げてハイパー兵器を押し込んだ!
直後、腰だけでなく支える両手も上下に動かし、
スレンダーなボディのアルケニーの体の中で、ハイパー兵器を暴れさせた。
その激しい更なる快感に、アルケニーは瞳を閉じて耐え、両足の爪先は変わらず天を仰いでいる。
≪ずぶっずぶっずぶっずぶっ!!≫
「ぬおぉ~、素晴らしい締りだ! たまらん!!」
『あぁッ! あァ、あっ、アァッ! アンッ……あぁァっ!!』
「くぉっ……アルケニー、出るぞぉぉっ!!」
『ヒィッ……うぅ、うぅぅっ、あたしも……あたしもイクよぉぉッ!!』
≪どくんっ……どくくっ……!≫
「ふぅ、ふぃ~っ……(少し激しくし過ぎちまったか……)」
『はぁぁっ……ランスぅ、もう一回キスぅぅ……』
「しかたねぇなぁ(まぁ良いか、"今のこいつ"にとっちゃあ、最後なんだしな。)」
よって5分もしないうちに絶頂を迎えた二人。ランスは射精の心地よさを感じながら……
アルケニーは、放たれている皇帝液の広がりを体内に感じながら……
彼女の"この姿"では……"最後"の口付けを、気の済むまで交わすのだった。
……
…………
……1時間後。
一回目に続いて正上位で二回目を終えたランスは、肌蹴た衣服を元に戻すと、
右手を左腕のアームターミナルに添えて、満足そうに自分を見上げるアルケニーを見下ろしていた。
この時、ランスは、彼女を見て何故か胸がほんの少しだけ苦しかった。
「それじゃ、コイツの中に入れよ?」
『うん、もう何も思い残す事は無いわ』
「そうか、だがなぁ……」
『えっ?』
「お前が"悪魔合体"がどうしても嫌って言いたいんなら、見送ってやっても構わんぞ?
俺様は優しいからな……合体なんぞ、邪教の館に行けば、何時でもできるのだ」
『ランス……』
「…………」
『ありがとう、でも……あたし、吹っ切れてるよ。女神じゃなくて、もしも合体で"邪鬼"や"邪龍"にされたとしても、
あたしの記憶が残っていて、ランスを好きでいられるなら、それでいい』
「お前……」
『ちょっと、そんな顔しないでよ! ランスは悪魔召喚師なんだから、
これからも悪魔を合体させていかなくちゃならない。でもランスが悪魔合体でサマナーとして高まる事が、
仲魔として共に戦って、時には肌を重ねる事も有る悪魔……そう、あたしの誇りでもあるんだ』
「!? ……わかった……お前の言う事は、無駄にはしないぜ?」
『うん! ほんとにありがとうっ!!』
≪シュウウウゥゥゥ……≫
確かに、戦っていたところを少しだけ見ると、力を殆ど失ってしまったとは言っているが、
アルケニーはランスが今まで戦った事のある悪魔よりもやや強い。
もしランスとセックスし続けて皇帝液をたくさん摂取すれば、暫くは一軍でやっていけただろう。
そう考えれば、彼女を戦力として使い、また新しい悪魔を仲魔にして、女神を合体で作る事も出来る。
だが……近いうちに合体材料としてアルケニーを使う時期は必ずやって来る筈。
それを、彼女自身が、ランスに理解させたのだ。
よって、満面の笑みでアームターミナルに吸収されてゆくアルケニー。
すると自然に、彼女とは正反対に仏頂面のランスだけがその場に残される事となった。
「ちっ……」
彼は暫くその場に棒立ちしていたが、唐突に冷めた表情で、アームターミナルを眺める。
合体は変わらず行うつもりなのだが、何となく、この"アームターミナル"がムカついたのだ。
最終的に合体させる判断をするのは自分なのだが、
それを"一番最初"に思いついた奴は、一体 何処の誰なのだろう?
多分……そいつは、自分より何倍も冷めた奴なんだろうとランスは思う。
……だが"これ"自体には罪はなく、必要不可欠な代物。何せエンジェルナイトとアルケニーが入っているのだ。
よってランスは、右手でポンッと"それ"に再び手を添えながら、地下街入り口を目指して歩き出してゆく。
「(俺は"良い女(悪魔)"を仲魔にして、合体でも作って……ガンガン強くなって、
元の世界に戻って……ケイブリスの野郎を、殺す。とにかく……ッ……今は、それだけだな)」
"だが……お前らの事は、戻っても忘れないで置いてやる"
地下街の照明が眩しく光りランスの体を包む時……心の中で、そう付け足しておいたランスであった。
疲れの為か、少しふらふらとしているが、何とか歩行は可能らしい。こうして、5日目の夜が更けてゆく。
=コメント=
前代未聞、ランス×アルケニーです……アルケニーらぶ。
余談ですが、アルケニーは真Ⅱを採用してLvは29です。
目次
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第一部:第12話【糸々エッチ】 [鬼畜召喚師ランス]
『アハハハハハッ!!』
≪――――シュバッ!!≫
『えいっ!!』
≪ドスッ!!!!≫
アルケニーが加入し、5人で来た道を引き返すランスたち。
新宿に近付くに連れて敵の悪魔が弱くなってきているので、
遭遇している数が少ないのもあり、アルケニーが鎌のような腕で敵を切り裂き、
エンジェルナイトが剣を振るって、さっさと悪魔に止めを刺す。
そして、空が真っ暗になったとき、ようやく新宿へと到着した。
「やっと、着いたな……」
「ひぃ、ふぅ……つっかれたあぁ~~っ……」
「リア様、大丈夫ですかッ?」
「全く……調子に乗って魔法をガンガン使うからだ!」
「うぅ……ぐったりなの……」
直後、ふらっと倒れそうになってしまうリアを、マリスが支える。
魔法が使えることが余程楽しかったのか、ランスの言うよう、精神力を使い過ぎてしまったのだ。
リアの魔法のお陰で、こうも連戦できた事は周知の事実なのだが。
「まぁいい、エンジェルナイトは"この中"に入っておけ」
『本日の守護は終ったのですか? ではお疲れ様でした、ご主人様ッ!』
「うむ」
≪シュウウゥゥゥ~≫
「それでは、私も一足先にリア様と戻っております」
「良いだろう、行って来い」
「ありがとうございます、では」
「リア眠い、眠いよおおぉぉ~~っ」
≪ずるずるずる……≫
エンジェルナイトはアームターミナルに消え、
リアはマリスに支えられるようにして、新宿地下街に消えていった。
そして、残ったアルケニーにランスが視線を移す。
するとアルケニーは、ぼーーっと無人の地下街入り口を眺めていた。
『…………』
「……ん、どうした? アルケニー」
『えっ? あっ……やっぱりあたしも、"その中"に入るべきなのかなって』
「うむ……そうだな、お前が街に入ったら、愚民どもが五月蝿そうだしな」
『やっぱりそうだよね……で、でもさ……』
「????」
『あたしが"その中"に入って、次に出てくるなら……"その時"は合体される時になるん……だよね?』
「あぁ、ほぼそうなるだろうな」
『…………』(じ~~……)
どうやら、アルケニーは、何か未練があるようだ。
その為か、ランスから距離を置いて犬のように両肘両膝を付き、何やら哀願するような目で彼を見上げている。
(普段のアルケニーは両肘両膝を伸ばして移動する)
その表情に"ハッハァーン"と思ったランスは、ズバリ発言した!
「ほほぅ、アルケニーちゃん……」
『な、何っ?』
「お前、俺様とセックスがしたいんだろう?」
『え゛ッ……!?』
「何だ図星か! 真っ赤じゃねぇか、がははははは。」
ランスの言葉に、顔を真っ赤にさせるアルケニー。
実はその通りなのだが、自分の体の事が気になって言い出せなかったのだ。
ランスがいくら自分を仲魔にしてくれたとは言え、
抱いてくれるまで自分を労ってくれるとは考えても見なかった。
かといって、一人でオナニーも出来ない体なので、
どうにかランスに自分の気持ちを伝えようと目で哀願していたのである。
それに対し、良い意味で甲斐性無しであるランスは、
アルケニーが決して言えるはずもなかった一言をあっさりと言ってのけてしまった。
『たっ、確かにあたしは精気とか関係無しにランスに抱かれたいって思ってるよ……
でも……"こんな体"を抱いたって、たぶん気持ち良くなんか……』
「なにぃ? そんな事は無いぞ! 俺様は"魔王(元の世界のジルの事)"ともセックスした事があるのだ!
そんな偉大なる俺様が、お前を抱けん道理は微塵にも無い!!」
『う、嘘っ? "魔王"とっ!?』
「信じておらんのかッ? だったら、嘘か本当か教えてやろう!」
≪がしっ!!≫
『え!? ち、ちょっと放し……』
「あっちなら安全そうだな、レッツ青姦だ~~!!」
魔王とセックスしたと言う言葉に驚愕するアルケニー。
ランスが言った"魔王"とは力を失ったジルの事なのだが、"こっちの世界"の魔王も数多しといえど、
並の悪魔とは比べ物にならない程強い絶対的な種族なので、この反応は当たり前だ。
そんな驚くアルケニーを、ひょいっと小脇に抱えてしまったランスは、
彼女の反応を無視し、すたこらと路地の中へと消えていった。
……
…………
アルケニーの最大の特徴は四肢の鋭さ。
その赤い鎌のような爪先は……触れただけで肉を裂く。
それにより、ランスの体に触れさえする事もできない。
よってどうエッチするかを考えるために、とりあえずランスはアルケニーにフェラチオをさせる事にした。
『ふっ……ふぅぅっ……何コレェ、おっきすぎるよォ……』
「がはははは、魔王さえメロメロにしたモノだからな!」
『これじゃ……ぜ、全部、クチに入りきらないよ……ぷちゅっ』
「あへっ……それでも気持ち良いぞ、間違えてッ生気も吸うなよ?」
『う、うん……』
ランスは仁王立ちでハイパー兵器をそそり立たせる。
対して、アルケニーは膝をつき、腕は垂らし、ハイパー兵器をしゃぶる。
その一生懸命な少女の顔に、ランスは彼女の体のことなど忘れ、
アルケニーの髪を撫でながら気持ち良さを感じていた。
≪がぽっ、がぽっ、がぽっ、がぽっ≫
フェラチオの時間が進んでゆくと、アルケニーは、
入りきらないハイパー兵器をギリギリまで口に含み、口を前後に速く動かした。
一見方法は単純だが、これはこれでかなりの効果がある。
「ぐっ……ヤベェ、出るぞぉぉ!!」
『――――!?』
≪びゅっ……びゅびゅびゅっ!!≫
「(くそっ、早漏だ俺……少しはマシになったようだが……)」
『んんっ……ゴクッ、んくっ……』
「お? 飲んだのかッ」
『プハァッ……うん、あたしにッとっては……ハァハァ、男の精液も"力"を上げるのに使えるんだ……
それにしても、こんなに美味しい精液を飲んだのは……初めてな気がするよ……えへへへっ』
「がはははは、それは当たり前として、そのまま動くなよ? 今度はお前を気持ちよくさせてやるぞぉ~」
皇帝液をアルケニーの口腔内に吐き出したランスだったが、
アルケニーは全くむせる事なく全て飲み込み、淫らな表情でランスを見上げた。
その表情にそそられてしまったランスは、アルケニーの後ろに回りこみ、両脇から両手を伸ばした。
始めのターゲットは、とりあえずアルケニーの両胸である。
『あっ……』
「やっぱり、殆ど無いな……ぺっちゃんこだ」
『む、胸はやめてよ……触ってても面白くないよ?』
「でも、お前は気持ち良いんだろ?」
『ッ!? う、うん……乳首、が……弱くて……』
≪――――くりくりっ≫
「ほほぉ? それならここかぁ~?」
『あっ! そ、そこぉっ……』
「なかなか良い声を出すじゃないか、がははははは」
『ランスぅ……キスしてぇ……』
アルケニーはペチャパイを気にしているようだった。
だが、ランスは気にする事無くアルケニーの胸、乳首を愛撫する。
その時彼の優しさ(ランス自覚なし)をアルケニーは感じるが、
ランスは自分が早くもイカされて、少し悔しかった事からの愛撫だったりする。
さて置き。互いに顔を向けたアルケニーとランスはディープキッスをしヌチャヌチャと静かに音を響かせつつ、
暫くするとドサクサに紛れて、ランスはアルケニーの股間に手を伸ばした。
≪さわさわっ≫
「う~む、ここも何も生えてないな」
『恥ずかしいから……い、言わないでよ……でも、力があったときは、
生えてる生えてないはともかく、胸はちゃんとあったん、だからっ……』
「なに、只の感想だから この体で問題なんて何も無いぞ? いい加減、そんな事は気にするな」
『うぅ、あ、ありがとっ……』
「こらこら、泣かんでいい! ……じゃあ、そろそろ本番するからな」
『うん、ほ、欲しいよぉ~……』
ランスが秘部に手を伸ばした時、アルケニーの其処は既に濡れていたが……
胸に続き、股間にも成熟さが無い事から、彼女はそれも気にしているようだった。
勿論、ランスは気にする男ではないので労ってやるが、その気持ちが嬉しかったか、涙ぐむアルケニー。
力を持っていたときは姿も考え方も大人だったが、今の彼女は、精神的にも幼くなってきているようだ。
一方、ランスは、未だにどうアルケニーと本番をしようか考えていたりする。
「しかし、どうやるかな……(普通に四つん這いじゃあエルフと一緒だったしなぁ)」
『た、多分……後ろから抱えてくれれば、普通に出来ると思う……』
「おぉ、その手があったな! なら、まずは入れて~と……」
≪ずぶぶぶぶぶ~~……≫
『アッ……太ッ……』
「……よし、半分は入ったし、抱えちまうぞ?」
『お、お願い……』
「よっと!」
≪ひょいっ!≫
結果、ランスはハイパー兵器を入れると、アルケニーの太腿(ふともも)に手を添え、
ガバっとアルケニーの全体重を持ち上げてしまった!
案外軽いようで、簡単にアルケニーの体を抱えてしまうランス。
これにより、彼は立ち上がった状態であり、アルケニーの開かれた両足の、鋭い爪先が宙を揺らいでいる。
そんな中、ランスが少し、太腿に添える両手の、支える力を弱めると――――
≪ずぶぶぶぶっ!!≫
『ああああぁあん……っ!!』
≪――――ガリッ!!≫
ランスのハイパー兵器がアルケニーの膣に深くめり込まれ、
突然の快感に、アルケニーは自分の胸のあたりの皮膚を片腕の爪で裂いてしまった。
傷はたいして深くないようだが、基本的にランスは、
セックスで相手の処女膜を破る時や生理時以外に血を出させる事は無い。
また……四肢以外は思い切り痩せた女性である彼女の体に、この傷は痛々しいモノ以外何ものでもない。
ランスはハイパー兵器を少しだけアルケニーの体から出すと、耳元で言った。
「お、おい……自分の体を傷付けてどうすんだッ?」
『い……良いの、続けてよ……あたしは大丈夫、だからっ……』
「お前は良くても、俺様は気分悪いわ! どうにかならんのかッ?」
『(やっぱ優しいんだ……)それなら……ちょっと待って』
≪シュオオオォォォーーーーッ……≫
意外にも今のアルケニーには、この痛みも快感の一部のようだ。
……だが、前述のようにランスは気にするようで、アルケニーに指摘する。
すると、アルケニーは苦笑すると、口から糸のようなものを吐き出すと、
それは彼女の組まれた両手の前腕を、全て真っ白に包み込んでしまった。
その糸はなかなか硬いようで、鋭利な刃物など使わなければ切れそうに無い。
魔力も秘められているらしく少なくとも、アルケニーの鎌を多少動かした程度では切れないようだ。
よって……これは自分に手錠を掛けたような役割となったのである。
≪ヒュルルルルルーーーー……≫
「おぉ~~、こりゃ凄いな……」
『ふぅ、見ての通り糸よ……これで、傷つかないと思う……だからっ……』
「わかった! それじゃガンガン行くぞ~~」
≪ずぶぶぶぶぅっ!!≫
『ひあっ!?』
「がはははは、全部入ったぞぉ!」
『み、見えるよ……入ってるの、がぁっ……!?』
これで安心したランスは、今度は手の力を抜くとは逆に、
太腿を支える力をそのまま、腰を突き上げてハイパー兵器を押し込んだ!
直後、腰だけでなく支える両手も上下に動かし、
スレンダーなボディのアルケニーの体の中で、ハイパー兵器を暴れさせた。
その激しい更なる快感に、アルケニーは瞳を閉じて耐え、両足の爪先は変わらず天を仰いでいる。
≪ずぶっずぶっずぶっずぶっ!!≫
「ぬおぉ~、素晴らしい締りだ! たまらん!!」
『あぁッ! あァ、あっ、アァッ! アンッ……あぁァっ!!』
「くぉっ……アルケニー、出るぞぉぉっ!!」
『ヒィッ……うぅ、うぅぅっ、あたしも……あたしもイクよぉぉッ!!』
≪どくんっ……どくくっ……!≫
「ふぅ、ふぃ~っ……(少し激しくし過ぎちまったか……)」
『はぁぁっ……ランスぅ、もう一回キスぅぅ……』
「しかたねぇなぁ(まぁ良いか、"今のこいつ"にとっちゃあ、最後なんだしな。)」
よって5分もしないうちに絶頂を迎えた二人。ランスは射精の心地よさを感じながら……
アルケニーは、放たれている皇帝液の広がりを体内に感じながら……
彼女の"この姿"では……"最後"の口付けを、気の済むまで交わすのだった。
……
…………
……1時間後。
一回目に続いて正上位で二回目を終えたランスは、肌蹴た衣服を元に戻すと、
右手を左腕のアームターミナルに添えて、満足そうに自分を見上げるアルケニーを見下ろしていた。
この時、ランスは、彼女を見て何故か胸がほんの少しだけ苦しかった。
「それじゃ、コイツの中に入れよ?」
『うん、もう何も思い残す事は無いわ』
「そうか、だがなぁ……」
『えっ?』
「お前が"悪魔合体"がどうしても嫌って言いたいんなら、見送ってやっても構わんぞ?
俺様は優しいからな……合体なんぞ、邪教の館に行けば、何時でもできるのだ」
『ランス……』
「…………」
『ありがとう、でも……あたし、吹っ切れてるよ。女神じゃなくて、もしも合体で"邪鬼"や"邪龍"にされたとしても、
あたしの記憶が残っていて、ランスを好きでいられるなら、それでいい』
「お前……」
『ちょっと、そんな顔しないでよ! ランスは悪魔召喚師なんだから、
これからも悪魔を合体させていかなくちゃならない。でもランスが悪魔合体でサマナーとして高まる事が、
仲魔として共に戦って、時には肌を重ねる事も有る悪魔……そう、あたしの誇りでもあるんだ』
「!? ……わかった……お前の言う事は、無駄にはしないぜ?」
『うん! ほんとにありがとうっ!!』
≪シュウウウゥゥゥ……≫
確かに、戦っていたところを少しだけ見ると、力を殆ど失ってしまったとは言っているが、
アルケニーはランスが今まで戦った事のある悪魔よりもやや強い。
もしランスとセックスし続けて皇帝液をたくさん摂取すれば、暫くは一軍でやっていけただろう。
そう考えれば、彼女を戦力として使い、また新しい悪魔を仲魔にして、女神を合体で作る事も出来る。
だが……近いうちに合体材料としてアルケニーを使う時期は必ずやって来る筈。
それを、彼女自身が、ランスに理解させたのだ。
よって、満面の笑みでアームターミナルに吸収されてゆくアルケニー。
すると自然に、彼女とは正反対に仏頂面のランスだけがその場に残される事となった。
「ちっ……」
彼は暫くその場に棒立ちしていたが、唐突に冷めた表情で、アームターミナルを眺める。
合体は変わらず行うつもりなのだが、何となく、この"アームターミナル"がムカついたのだ。
最終的に合体させる判断をするのは自分なのだが、
それを"一番最初"に思いついた奴は、一体 何処の誰なのだろう?
多分……そいつは、自分より何倍も冷めた奴なんだろうとランスは思う。
……だが"これ"自体には罪はなく、必要不可欠な代物。何せエンジェルナイトとアルケニーが入っているのだ。
よってランスは、右手でポンッと"それ"に再び手を添えながら、地下街入り口を目指して歩き出してゆく。
「(俺は"良い女(悪魔)"を仲魔にして、合体でも作って……ガンガン強くなって、
元の世界に戻って……ケイブリスの野郎を、殺す。とにかく……ッ……今は、それだけだな)」
"だが……お前らの事は、戻っても忘れないで置いてやる"
地下街の照明が眩しく光りランスの体を包む時……心の中で、そう付け足しておいたランスであった。
疲れの為か、少しふらふらとしているが、何とか歩行は可能らしい。こうして、5日目の夜が更けてゆく。
=コメント=
前代未聞、ランス×アルケニーです……アルケニーらぶ。
余談ですが、アルケニーは真Ⅱを採用してLvは29です。
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