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「ランスさん」
「あっ? ダーリンッ!」
「おう! 良く寝れたか? お前ら」
「はい、お陰様で」
「リアも絶好調だよぉ~っ!」
……7日目の朝。
たっぷりと熟睡できたランスが部屋から出て、広間にやってきた。
すると既に其処には、同じように疲れが取れ切った顔をしている、リアとマリスがランスを待っていたようだ。
この時、マリスは昨日 彼に言われた通り、彼の事を"ランス王"と呼ばすに"ランスさん"と呼んだ。
彼がリーザス王即位直前は"ランス殿"と呼んでいたが、今はこれもアリだろう。
ちなみに、アリアンロッドは、一緒に出てくるとリアが五月蝿そうなので、
一旦アームターミナルに戻してしまっている。
「ところでオッサン、世話になったな」
「丁度良かったです、その事を今話していたところでした」
「うむ……また何時でも来てくれ」
「考えておいてやる」
「お嬢さん、死ぬんじゃあないぞ」
「おじさん……」
「ふんっ、当たり前だ、勝手に死なせるかっ!」
……
…………
「成る程……新宿を離れるのか」
「おう」
「確かに……お主ほどの力を持ったサマナーともなると、新宿の悪魔では、少々役不足かも知れぬな」
「その通り、新宿の悪魔なんぞ弱すぎるわッ、がはははは!」
「だが……また合体が必要であれば、いつでも来るが良い」
「そうしたいトコだがな……俺様は"六本木"まで行くのだ、流石に一々戻ってくる事はできんだろうな」
「それに関しては問題ない、六本木にも"ターミナル"が有るからな」
「何っ? なんだそりゃ?」
「私が聞いた話によれば、"ターミナル"を使えば、一度行った"ターミナル"には、すぐさま移動できるとか……」
「そうなんだぁ~、だったら六本木に行っても、新宿にすぐ戻ってこれちゃうって事?」
「その通りだ」
「ほぉ、そりゃあ便利だな……利用しない手は無いではないか」
「それでは、失礼します」
「おじいさん、またね~っ!」
「……気をつけてゆくが良い」
……
…………
……1時間後。
回復道場と邪教の館で"一旦"別れの挨拶をしたランスたち三人は、
新宿の"ターミナル"を確認後、弾薬や薬を買い込んだ。
ランスはセラミックソードからプラズマソードに持ち替えて前者を売却。
残っているマッカは、全て差し引いて10000マッカ程である。
そして、新宿地下街を出てアリアンロッドとエンジェルナイトを召喚すると、
ランスは4人のメンバーに向かって偉そうに発言した。
「よし、これから俺様たちは、六本木に向かう! ……マリス」
「……はい、まずは荒野を東に進んだ後に南下しますが、
この"東京"はそんなに広い世界ではないよう故、2日あれば目的地に到着できる予定です……ですが……」
「うむ、敵の悪魔は多少強いらしいからな、気合入れていくぜ?
一番頑張ったヤツには、俺様がたぁ~っぷりサービスしてやる!!」
「えぇっ、本当!? リア頑張るぅ~っ!!」
『が、頑張って守護いたします!!』
『わ……私も死力を尽くすぞっ』
「(本気か冗談だかわからないけど、十分な薬になってるわね……)」
"この世界"はじめての遠出で、荒野に出現する悪魔はレベル30前後ばかりとの事。
NEUTRAL悪魔はLIGHT悪魔と同レベルであっても、
後者と比べれば実力は遠く及ばないが、連戦になるのが確実な為そうでなくては話にならない。
よって、ランスも今回ばかりは少しは厄介な旅と思っているのか、
一見冗談とも取れる方法でリア達をやる気にさせる様を見て、マリスは表情を硬くした。
その表情を見て何を思ったか、ランスの自意識過剰が炸裂する。
「おぉっ? マリス、お前もやる気だなぁッ?」
「ある事はありますが……」
「よきかなよきかな、俺様のサービスを得る権利は誰にでもあるのだぁ!!」
「なによぉ、マリスぅ~! リア負けないからねぇっ!?」
「そ、それは誤解ですリア様……」
こうして、様々な想いを胸に……
異世界に飛ばされた三人の冒険は、ここからはじまるのだった。
=鬼畜召喚師ランス=
=第一部= =完=
=次回予告=
『ランス……様……』
……
…………
『てん、ま……天魔……を……』
悪魔と何度も交戦しながら、六本木に向かうランス達だったが……
一方、"元の世界"では……リーザス城に居た、とある女性が再び"不思議な夢"を見ていた。
『そうすれ、ば……私も……そちら……に……』
その夢はやがてランスに伝わる事に至り、
彼は新たな"女性悪魔"を作らんが為、せこせこと仲魔を集める。
そして、再び邪教の館での合体という名の儀式の後――――
……鬼畜召喚師ランス第二部。
ランスの悪魔との戦い、そしてエッチの日々は続く!!
目次
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第一部:最終話【旅立ち】 [鬼畜召喚師ランス]
「ランスさん」
「あっ? ダーリンッ!」
「おう! 良く寝れたか? お前ら」
「はい、お陰様で」
「リアも絶好調だよぉ~っ!」
……7日目の朝。
たっぷりと熟睡できたランスが部屋から出て、広間にやってきた。
すると既に其処には、同じように疲れが取れ切った顔をしている、リアとマリスがランスを待っていたようだ。
この時、マリスは昨日 彼に言われた通り、彼の事を"ランス王"と呼ばすに"ランスさん"と呼んだ。
彼がリーザス王即位直前は"ランス殿"と呼んでいたが、今はこれもアリだろう。
ちなみに、アリアンロッドは、一緒に出てくるとリアが五月蝿そうなので、
一旦アームターミナルに戻してしまっている。
「ところでオッサン、世話になったな」
「丁度良かったです、その事を今話していたところでした」
「うむ……また何時でも来てくれ」
「考えておいてやる」
「お嬢さん、死ぬんじゃあないぞ」
「おじさん……」
「ふんっ、当たり前だ、勝手に死なせるかっ!」
……
…………
「成る程……新宿を離れるのか」
「おう」
「確かに……お主ほどの力を持ったサマナーともなると、新宿の悪魔では、少々役不足かも知れぬな」
「その通り、新宿の悪魔なんぞ弱すぎるわッ、がはははは!」
「だが……また合体が必要であれば、いつでも来るが良い」
「そうしたいトコだがな……俺様は"六本木"まで行くのだ、流石に一々戻ってくる事はできんだろうな」
「それに関しては問題ない、六本木にも"ターミナル"が有るからな」
「何っ? なんだそりゃ?」
「私が聞いた話によれば、"ターミナル"を使えば、一度行った"ターミナル"には、すぐさま移動できるとか……」
「そうなんだぁ~、だったら六本木に行っても、新宿にすぐ戻ってこれちゃうって事?」
「その通りだ」
「ほぉ、そりゃあ便利だな……利用しない手は無いではないか」
「それでは、失礼します」
「おじいさん、またね~っ!」
「……気をつけてゆくが良い」
……
…………
……1時間後。
回復道場と邪教の館で"一旦"別れの挨拶をしたランスたち三人は、
新宿の"ターミナル"を確認後、弾薬や薬を買い込んだ。
ランスはセラミックソードからプラズマソードに持ち替えて前者を売却。
残っているマッカは、全て差し引いて10000マッカ程である。
そして、新宿地下街を出てアリアンロッドとエンジェルナイトを召喚すると、
ランスは4人のメンバーに向かって偉そうに発言した。
「よし、これから俺様たちは、六本木に向かう! ……マリス」
「……はい、まずは荒野を東に進んだ後に南下しますが、
この"東京"はそんなに広い世界ではないよう故、2日あれば目的地に到着できる予定です……ですが……」
「うむ、敵の悪魔は多少強いらしいからな、気合入れていくぜ?
一番頑張ったヤツには、俺様がたぁ~っぷりサービスしてやる!!」
「えぇっ、本当!? リア頑張るぅ~っ!!」
『が、頑張って守護いたします!!』
『わ……私も死力を尽くすぞっ』
「(本気か冗談だかわからないけど、十分な薬になってるわね……)」
"この世界"はじめての遠出で、荒野に出現する悪魔はレベル30前後ばかりとの事。
NEUTRAL悪魔はLIGHT悪魔と同レベルであっても、
後者と比べれば実力は遠く及ばないが、連戦になるのが確実な為そうでなくては話にならない。
よって、ランスも今回ばかりは少しは厄介な旅と思っているのか、
一見冗談とも取れる方法でリア達をやる気にさせる様を見て、マリスは表情を硬くした。
その表情を見て何を思ったか、ランスの自意識過剰が炸裂する。
「おぉっ? マリス、お前もやる気だなぁッ?」
「ある事はありますが……」
「よきかなよきかな、俺様のサービスを得る権利は誰にでもあるのだぁ!!」
「なによぉ、マリスぅ~! リア負けないからねぇっ!?」
「そ、それは誤解ですリア様……」
こうして、様々な想いを胸に……
異世界に飛ばされた三人の冒険は、ここからはじまるのだった。
=鬼畜召喚師ランス=
=第一部= =完=
=次回予告=
『ランス……様……』
……
…………
『てん、ま……天魔……を……』
悪魔と何度も交戦しながら、六本木に向かうランス達だったが……
一方、"元の世界"では……リーザス城に居た、とある女性が再び"不思議な夢"を見ていた。
『そうすれ、ば……私も……そちら……に……』
その夢はやがてランスに伝わる事に至り、
彼は新たな"女性悪魔"を作らんが為、せこせこと仲魔を集める。
そして、再び邪教の館での合体という名の儀式の後――――
……鬼畜召喚師ランス第二部。
ランスの悪魔との戦い、そしてエッチの日々は続く!!
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